4つの安全管理措置って?

2024/12/18

個人情報の取り扱いに関するルールが、2024年4月1日からより厳しくなり、個人情報が漏れてしまった場合などには、関係各所に報告しなければならないことが増えました。

経済産業省では、企業が個人情報を安全に扱うためのヒントとなる「個人情報保護ガイドライン」というものを公開しています。このガイドラインでは、企業が個人情報を守るために、4つの安全管理措置が示されています。

  1. 組織的安全管理措置
    • 個人情報保護に関する責任者を設置し、組織体制を整備します。
    • 個人情報の取扱いに関する規程を整備し、従業員への周知徹底を図ります。
    • 個人情報に関する事故発生時の対応手順を定め、万が一の場合に備えます。
  2. 人的安全管理措置
    • 個人情報を取り扱う従業員に対する教育・研修を実施し、意識向上を図ります。
    • 従業員の異動や退職時の個人情報の取扱いについて、適切な措置を講じます。
    • 個人情報への不正アクセスや持ち出しを防止するための措置を講じます。
  3. 物理的安全管理措置
    • 個人情報が記録された書類や機器を施錠するなど、物理的なアクセスを制限します。
    • 災害や火災など、緊急事態に備えた対策を講じます。
    • 個人情報が記録された媒体の廃棄方法を定め、適切に廃棄します。
  4. 技術的安全管理措置
    • 個人情報を取り扱うシステムへの不正アクセスを防止するための対策を講じます。(例:ファイアウォール、侵入検知システム)
    • ウイルス対策ソフトを導入し、定期的な更新を行います。
    • 個人情報が暗号化されるように措置を講じます。
    • バックアップ体制を整備し、万一の事態に備えます。

4つの安全管理措置を講じる目的

これらの安全管理措置を講じる目的は、個人情報の漏えい、滅失または毀損を防止し、個人情報の安全性を確保することです。

なぜ4つの安全管理措置が必要なのか

個人情報保護法では、個人情報を取り扱う事業者は、その性質に応じて適切な安全管理措置を講じることが義務付けられています。その中でも特に4つの安全管理措置があり、これらを守ることによって、皆さんの大切な個人情報が守られるのです。

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